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硝子体注射.png

**硝子体注射(しょうしたいちゅうしゃ)**とは


眼の奥にある「硝子体(しょうしたい)」という透明なゼリー状の部分に、
極細の針を使って薬剤を直接注入する治療法です。

薬を眼内に届けることで、
網膜のむくみ(浮腫)や、新生血管の増殖を抑え、
視力の維持・改善を目指します。

治療は短時間で終わり、点眼麻酔のもとで行うため痛みはほとんどありません。
近年は 抗VEGF薬の登場により、多くの疾患で標準的な治療 となっています。

 

✔︎ 硝子体注射が必要になる主な疾患一覧

以下は多くの眼科で硝子体注射の対象となる代表的な疾患です。

 

■ 抗VEGF薬が必要な疾患

  • 加齢黄斑変性(AMD)
     ものが歪んで見える、中心が暗くなるなどの症状。

  • 糖尿病網膜症に伴う黄斑浮腫(DME)
     糖尿病が原因で中心部がむくむ疾患。

  • 網膜静脈閉塞症に伴う黄斑浮腫(RVO = BRVO/CRVO)
     血管が詰まって発生するむくみ。

  • 近視性脈絡膜新生血管(PM-CNV)
     強度近視で発生する新生血管。

  • その他の脈絡膜新生血管を伴う疾患

 

■ ステロイド薬を用いることがある疾患

  • 糖尿病黄斑浮腫(DME)

  • ぶどう膜炎に伴う黄斑浮腫(Uveitic CME)

 

■ 抗生剤注射が必要になる場合

  • 眼内炎(急性の眼の感染症)
     緊急での硝子体注射+硝子体手術が必要になることもあります。

硝子体注射は、一度で完結する治療ではなく、一定の間隔をあけながら複数回続けて行うことが一般的です。これは、病気の進行を抑えたり、再び症状が悪化するのを防いだりするための大切な治療計画です。

治療後には、ごくまれに感染(眼内炎)や軽度の出血などの副作用が起こることがあります。そのため、注射後もしばらくは眼の状態を確認するための通院や経過観察が必要になります。

患者さまの眼の状態や日々の生活リズムに合わせて、治療のペースや方法は柔軟に調整できます。ご不安な点や気になることがございましたら、どうぞ遠慮なくご相談ください。

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